重大ニュース!!マーシャル以来の経済学の教科書に嘘がある。

「マンキュー経済学I」ISBN:4492312749 をもっているひとは、386ページの図をみてほしい。この図からわかるとおり、価格が平均可変費用より小さいとき、つまり、操業停止価格以下の価格であれば、限界費用曲線と供給曲線はくいちがう。

ミクロ経済学の教科書では生産者余剰とは個々の商品に価格から限界費用を差し引いたものの総計として定義されている。なおかつ、限界費用曲線は供給曲線と一致するのであるから、価格を示す直線と供給曲線によってはさまれた部分の面積が生産者余剰であると主張される。

しかし、操業停止価格以下の領域では、供給曲線と限界費用曲線は食い違うのだから、その領域においては、供給曲線と価格ではさまれた面積は生産者余剰を意味しない。このことを無視しているのでほとんどの教科書には嘘が書いてある。