2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧
このことは自明視されている。「会社にはいるとは会社に毎日通うことであり、結婚するとは男女が一緒に住むことだ」と思うかもしれない。しかし、毎日通うとか、一緒に住むといったことが、会社に入ることや結婚することの定義としては不十分なことはすぐに…
実は先週の金曜日に今日の始めの部分で書いた主張を思いつき、本気で信じたまま、書きはじめたのだが、書いている途中でまちがいに気がついて、やめた。経済学の初歩的な部分でのまちがいなので、10年間もミクロ経済学を教えていたのだから、まったくもって…
マンキューの図を見ると上のような結論に至りやすい。マンキューの教科書では、操業停止価格以下の領域で、限界費用が単調な増加関数であるように(すくなくともそう誤解できるように)書いてある。しかし、そうであれば、操業停止価格はプラスにならない。操…
「マンキュー経済学I」ISBN:4492312749 をもっているひとは、386ページの図をみてほしい。この図からわかるとおり、価格が平均可変費用より小さいとき、つまり、操業停止価格以下の価格であれば、限界費用曲線と供給曲線はくいちがう。ミクロ経済学の教科書…
今日、某所でクラメールの公式をおしえていて、サラスの公式の図を用意してなくて困った。私は絵がヘタなので、ホワイトボードに書いたのはとてもきたなく、読みにくい。「インターネットで検索すれば、綺麗な図がたくさんあるはずだ」といって研究室にもど…
昨日、「阪神関連グッズの売行きは経済学者よりデパートの店員のほうが正確にいいあてられる可能性がたかい」と書いた。これには異論があるかもしれない。ありそうな反論のひとつはは「デパートの店員は統計学を知らないので、ある程度完備されたデータがあ…
単純化のために経済でつくられているものは2種類だけだとしよう。つまり、この経済では部門は二つである。それぞれの部門の生産物は、まず、おおきく二つに分類される。それは自部門もふくめた各部門の生産のための原材料になるものとそうでないものである。…
これは部外者から憶測にすぎないが、産業連関分析の専門家はど素人に勝つのがむずかしいのだ。実は上の表による分析は正確さに大変問題があるのだが、ようするに違う表をつかえばもっと正確な分析ができる。つまり、表さえあれば、需要予測ができれば、ど素…
産業連関分析というものがある。これは公務員試験ではときどき出題されるのだが、ほとんどのミクロ経済学やマクロ経済学の教科書ではでてこない。とりわけ、アメリカの教科書ではおめにかかったことがない。今日はこれでだれでもすぐに簡単な経済予測ができ…
当経済学部(富山大学経済学部)の大森先生のおかげで、長年の疑問が解決致しました。私の疑問は次のようなものです。マクドナルドのクーポン券は大抵、「ハンバーガー一個お買い上げの方、○○円値引き致します。」という形式のものです。これは経済学の2部料金…
昨日ニュースステーションをみていたら、さる有名経済学者がコメンテータとして出演しておられた。率直にいって発言内容に腹が立った。ビデオに撮ってないので正確な引用ができないのは残念だが、「これからはハイリスク=ハイリターン」「みんな自分の能力…
最近の新聞などを読んで、不思議に思うことがある。不景気のためにあっせっているためか、多くの企業が「業績重視」の経営へシフトしているようだ。中には過剰な業績重視のなかで、部署の中でトップの成績をあげても、給与ダウンの例もあるという。こんなこ…
ある委員会でのことであった。そこでは業務の発注をどの業者にするか決めていた。そこで、技術的に低レベルの業者に業務が発注されそうな雰囲気になった。いろいろ状況証拠はあったのだが、(詳しく書くとどこの委員会の話か学内の人間に分かってしまう)私は…
この日記は授業のネタの収集を目的としてます。いままで、わたしの職場のホームページで公開している文章もここにアップします。とりあえず今日は過去の遺産のうち、短いものをアップします。なお、今日のアップ分はいずれも執筆日不明です。