学校行かずにどこまで学力が伸びるか

7月20追記しました。(酔っぱらって書いた文章はあまりにひどい)

うちの息子(10才)は現在登校拒否である。

読み聞かせをしているうちにひらがなを憶え、仮面ライダーウルトラマンの絵本で漢字を憶え、最近はgoogleでアニメやマンガの情報を検索したいためにローマ字表をみながらタイピングをしている*1

また、最近、学生をおしえていてつくづく思うのは受験勉強を全くしたことのないやつの頭のよさは尋常ではない。中学、高校で数学を勉強しないと苦労するなどという馬鹿がいるが、大学で苦労するのは勉強しなかった奴ではない。中途半端に勉強した奴だ。*2

数学の能力とか読解力など、チョムスキーの想定する子どもが文法を理解する能力のように年齢がくれば実は誰でも身に付く能力ではないのか。勉強しないやつが計算ができないのではなく、勉強しない奴が文章が読めないのではなく、中途半端に勉強した奴がそういう自然な能力を破壊されただけではないのか。

以上は単なる仮説にすぎないが、不謹慎なことに実の息子をこの仮説の証明のための実験材料にしたくなっている。掛け算の必要性は感じていないので、九九はいえない。分数もたぶん、他の子供と同じペースでは覚えないだろう。でも、いままで自分の興味のあることは自分のペースで覚えている。

さて、学生についてだが、中途半端に勉強するのは端的に勉強する意欲がわかないからだろう。勉強ができるようになるのが目的ではなく、勉強しないと親が文句をいう、勉強しないと大学に入れないのが恐い。もしそうなら、勉強するより、親との関係や世間への恐怖心のほうが本人にとってとりくんだほうが生産的ではないか。そういうストレスをかかえながら勉強するのは勉強の能力以前に人格を破壊するのに十分だろう。

息子にはそういう生き方はしてほしくない、と40の人格が破壊つくされた人生失敗おじさんは思うのでした。

ヤマヤの1000円ナポレオンを飲んで酔っぱらいながら。

*1:もちろん一本指タイプ

*2:ただし、全然受験勉強しなかったやつは違う意味で教師にとってやっかいなのは事実だ。自分のことをとんでもなく頭がわるいと信じこんでるし、グラフの軸をまっすぐに書くとか、そういうことから教えないといけないやつがいる。でも、それも楽しかったりする。すくなくとも私にとっては苦労のしがいがある。落ちこみもするけどね。