また、(久しぶりに)弾さんマンセーとかいわれそうですが…

論争中に池田さんにも山形さんにもけちょんけちょんになった弾さんのエントリー

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50762325.html

とりあえず、私がコメント欄に書いた文章を引用。

池田さんから批判されてますが、弾さんのいっていることは、非主流の経済学では割とメジャーで、スラッファが販売費をかけなくては販売量をふやせない制約が企業の生産量の制約であると指摘したことから、いろいろと議論があるようです。

塩沢由典の『市場の秩序学』(筑摩学芸文庫)の「スラッファと不況の理論」あたりに書いてます。あと、根岸隆の『ケインズ経済学のミクロ理論」とかも。

それと実感としても、経済学者って、営業活動を過小評価しがちですね。伊藤元重さんのような流通が専門の人は別として。

消費性って、需要のことでしょっていうのは、その通りでしょうが、客観的な経済現象を経済学者とおんなじタームで説明しなければいけないっていう法律なんかありませんので、ウザいこといわんさんなと思います。なんで、販売費をかけないと販売量をふやせないのかは、最近なら、情報の経済学あたりでスマートに説明できるでしょう。