トンデモ嫁との対話

トンデモ嫁に関するフィールドワーク - 痴呆(地方)でいいもん。の続きです。

奥さんとホメオパシーについて話ました。「あんたのこと書いたら、hotentryはいっちゃった」というと、「トンデモ嫁って、あそこに転がっている「魔法修行」っていったい誰が買ったんじゃ」と、極めてまっとうな反撃がありました。実害についてはトラックバックしてもらったpoohさんの救う、こと:Chromeplated Rat経由で知った、IEさんのニセ科学を批判する理由のことを話しました。ありがとうございました。

不在のとき、家内自身や子供を砂糖玉にたよって放置する危険性について。
  • そんなに心配ならもっと家にいろ!!(はい、ごめんなさい)
  • 子供については本当にひどい時は例の小児科の先生のところへ連れていく。自分については、自由にさせて欲しい。
ヨーロッパでホメオパシーと通常の医学療法がどう分業しているか、家内自身でちゃんと勉強して欲しい。

これはヨーロッパのように、ホメオパシーが由緒あるトンデモとして認知されているのなら、ヨーロッパでは日本ほど、医学療法の邪魔をすることはしていないと考えたのです。つまり、おそらくヨーロッパなら定着ないし、受容の過程で、ホメオパシーの実害を減らすような知恵をホメオパシー治療者の側も社会の側も培っているはずだと推測したのです。そのような知恵はただ単に、治療のレシピとか、手順だけではなく、社会システムの一部にもなっているのかもしれません。社会システムの一部になっている部分は輸入できませんが、治療のレシピのほうだけでも個人輸入して欲しいということです。

また、これは、家内がホメオパシーを友人などに勧めるとすれば、リスク低減として、責任もって必ずしなければならないことだとも感じました。

これについては、実行するといってくれました。

医学的、科学的根拠はない

まあ、典型的な反応なのではないでしょうか。医学分野ではありませんが、私の周囲には経済分野の統計学の専門家が多数いますので、統計学によって、素人が普通推測されるような効き目のルートは医学統計の専門家ならしらみつぶしに調べることも可能だろうし、ホメオパシーの効果がプラシーボ以上のものではないという医学的結論は、そうしたしらみつぶしの研究の結果だと判断してます。(自分自身で医学論文をあたっていないので、偏見といえば、偏見なのは事実ですが)ところが家内は医学研究における統計学は高校数学の確率論に毛がはえたようなもののように思っているように見えます。したがって、この点のついては医学のほうが遅れているというか、研究が不十分なのだと考えているようです。