愛のあるitemize

ブログ断ちの原因になった某研究会でのこと、ある優秀な若手ゲーム理論家のスライドが目を引いた。TeXで作っているのだが、itemize(箇条書環境)がちょっとちがう。LaTeXをデフォルトで使うと普通はこう。

 ・いちばん上の見出し。
     ー 二番目の見出し
         * 三番目の見出し

要するに「中黒、マイナス、アスタリスク」lTeXのクヌース先生だか、LaTeXのランポート先生だかしらんけど、二番目のマイナスはなんとなくみっともないし、すぐに数式がつづいてしまうとマイナスと区別がつかない*1

それで彼のスライドは

・一番目の見出し
  ♡ 二番目の見出し

なのだ。三番目の見出しはなかったので、彼が何をつかっているのかわからないけど、これは見易い。こんどから私もこれにしよう。

と、私はとっても気にいっていたのだが、呑屋で「ハートはねーだろ、ハートは。せめてスペードにしろ」といちゃもんつけていた人がいた。ハートの彼いわく、

愛がないからいや




参考 ハート用を2番目の見出し記号にする命令(\begin{decument}の前に入れてください)

\def\labelitemii{$\heartsuit$}

参考その2 はてなTeX記法を処理しているmimeTeXはハートが出せません。上のハート(♡ )はhtmlの実体参照&#9825 をつかいました。

*1:あとの呑屋でその話題になりました。