数学が苦手な経済学者ですが

finalventの日記 - 朝日社説 高校生の学力―格差を放置するな

格差というより生き方の選択の問題ではないか。それに、数学は普通社会人としては必要ない。英語は学校の勉強では身に付かない。こんなテストでがたがた言うことでもない。

弾さんのとこでも否定的に言及されてるけど、「学校」の数学とか英語という意味では賛成。大体、私のような40すぎて何年やっても数学できないような人間でさえ、その程度のレベルの数学でさえ、教室で教えてもらったものってあんまりない。関数とかなんとで苦労した覚えはないのだが、それは学校のおかげでなくて、小学校5年くらいでNHKのオーディオ入門というのを見ていたからだし、飯の種の経済学でモデルいじくっているけど、モデルのありがたみを知ったのも小学校5年くらいのころに、アマチュア無線の教科書に「電磁線なる線は実在はしないが、それを考えると現実の運動がうまく説明できるのだ」という文章にいたく感動したからだと思っている。大学院の指導教官の中谷先生にはいろいろ教えてもらったけど、教室じゃなくて、研究室でえんえんつきあってもらったので、授業で教わったなんてのじゃない。*1

数学の勉強しないのは要するに、数学が必要性を感じていないような生き方しているからで、他人がどうこういうことじゃない。数学しらんでも論理的だったり、計算高いひとっていくらでもいるし。(というか、俺の知ってる数学できる人って、計算できなくて、実生活で非論理的な人のほうが多いぞ。)その辺り、世間じゃ数学への幻想ってありすぎる。

ちょっと今思い出したのだが、ジーン・レイブって心理学者がいて、いろいろ面白い実験とかフィールドワークやってて、学校にいってないけど、小さいころから商売やってて、計算覚えた子供の研究したり、会社でばりばりやっている人、学校につれてきて、ふだんやっている仕事をペーパーテスト形式で解かせてみたり。そんで、ようするに日常で計算できたり、お仕事したりすることと、ペーパーテストで解けることってあんまり関係ないというのが結論。

日常生活の認知行動―ひとは日常生活でどう計算し、実践するか

日常生活の認知行動―ひとは日常生活でどう計算し、実践するか


例によって、酔っ払って書いているんで、まとまりません。気がむいたら明日つづき書きます。

*1:俺って、小五から数学進歩しとらんのだな。