オカルト・疑似科学に関して最近思うこと

時間がないので箇条書きで勘弁してください。

  • 水伝もふくめて、科学的にトンでもオカルトはそもそもオカルトとして質が惡い。
  • 小学校の道徳教育に関しては、たぶん大本は河合隼雄の「心の教育」自体がトンでも

- 文部省あたりの「心」は科学的な心理学がいう内的過程ではない。
- 「心」がどうかなんて、外部から観察不可能。たぶん、心を教育するなんて、もっと不可能。「いじめをするな」は教育可能だけど、「いじめをしない心」をそだてるはトンでも。

  • 質の惡いオカルトは、「ありがとう」の一言みたい安易な手段で、世界がよくなると信じたがる。まっとうなオカルトというか、まっとうな宗教はたとえ、「目覚め」ようが「悟りを開」こうが世界が苦であったり、地獄であったりすることをちゃんと伝えている。たとえ地獄であっても「神の救いは絶対」なのだ。キリストや釈迦の伝記くらい読みましょう*1。すくなくとも私にとっては、そうじゃない宗教は阿片です。

*1:エスや釈迦は世界の苦しみを誰よりも感じている人として描かれているはず。