メールチェックをできない人のライフ・ハック

ほとんどのライフ・ハックなるものは、世の中の平均的な能力がある人が仕事の能率をあげるために役にたつものです。そもそも、平均的な人ができない人には、多くのライフ・ハックは役にたちません。そのようなライフ・ハックを誰でもできる人ができない人がやる意義は、自分ができないことをしっかり理解することくらいでしょう。以下であげるのは、職場の人の理解がないと実行がむづかしいでしょうが、理解してもらえる人のあいだだけでも、やる価値があります。

Gmailをつかう

メールを毎日チェックできないのだから、メールを読むのは、基本的に必要なときに必要なメールを読むことが中心になります。もちろん、Gmailでなくても、検索機能にすぐれたメーラーはありますが、設定が面倒だったり、設定が必要なときにやる気がおこらなかったりします。(コンピュータが得意であったり、好きでも、停滞期にはそういった作業はできません。)もちろん、現在、つかっているメーラーが十分に検索のスピードなり機能のすぐれていて、とくに設定がととのっている状態なら、それをつかいつづけてかまいません。

できるだけ、電話で連絡するように周囲にいう、約束するとき、直前に電話するように頼む

これはだれにでもたのめることではありませんが、たのめる人には頼みましょう。卒直にいって、2、3回、相手とメールのやりとりがうまくいかないことを経験すると、ほとんどの人は、こいつはメールじゃだめだと理解してくれます。私には事務からの連絡は電話でくることが多くなっています。(いっぱい迷惑をかけました。)中には「社会人たるもの云々」とか、「非常識だ」とか思う人もいますが、あなたは実際、常識的なことができないので、そのことに素直になるほうが、お互いのためであることもあることを理解しましょう。(それですまない相手には次にあげる手段をつかいましょう。)

大事なメールのみ、携帯に転送する

絶対、読み落してはならないメールはあるものです。それだけは読みおとさないように工夫の必要があります。簡単なのは、緊急性を要するメールがくるアドレスだけ、携帯に転送する設定をすることです。

このとき、注意すべきことがあります。ツタヤのメールとか、しょっちゅうとどくメールマガジンなどは携帯に送られないようにしましょう。知人との連絡も携帯は極力つかわないようにしましょう。「また、あのメールだ」と思って、必要なメールを読みおとしてしまいます。

私はやってませんが、ひんぱんに携帯メールを他の用途でつかう必要があり、なおかつお金に余裕があれば、緊急メール受信専用の携帯を購入することを検討してはいかがでしょうか。

なんだかんだいっても元気なときはメールボックスをきれいにする。

毎日、メールをチェックできなくとも、きれいなメールボックスは次の停滞期のときをやりすごすのに、役にたちます。元気なときに、メールボックスをきれいにしておきましょう。

使いやすい予定表ツールをつかう

メールと関係ないですが、メールを毎日チェックできない人は予定の管理も苦手なことが多いでしょう。予定表ツールにはこだわりましょう。紙の手帳は入力が楽ですが、時間になっても、アラームがなってくれません。アラームがなるものとなると、スマートフォン、電子手帳、携帯電話のいづれかになるかと思います。たくさん、入力が必要なときは、パソコンが便利なので、google カレンダーと同期ができるものが便利です。

ニュースは検索で

メールを毎日チェックできない人はかなりの確率で、自分の同業のひとなら新聞などでチェックするであろう情報にうとくなります。これもメールと直接関係ありませんが、対策の必要がある人も多いでしょう。

まず、比較的元気なときに、ひとと話していて、これ知らんと恥しいのに知らないと気がついたことは、できるだけ検索をかけてみましょう。

数週間以内の情報なら、googleのニュースで、必要な情報を検索して、過去の新聞記事を読むことができます。しかし、一年前の情報は新聞サイトからは消えてしまいます。必要ならば、過去の新聞記事を検索できる手段をもちましょう。私の職場では朝日新聞の過去記事のデータベースがつかえるので、ときどき、使っています。

正直いって、Webからだけから得られる情報というのは、とても薄いものです。だけども、新聞から得られる情報というのもそれに毛がはえたようのもので、ある程度、深い情報が必要ならば、一次情報にあたったり、書籍を調べたりする必要があります。このあたりは、新聞を読んでないことはそれほど不利にはなりません。というより、毎日、ルーチンワークができない人はむしろ新聞をこえた情報を得ることに比較優位があります。ネットでの検索時間をかけすぎず、書籍などを活用することにエネルギーをふりわけましょう。